有名なマンガ、スラムダンクは桜木花道が湘北高校に入学し、バスケットを通じてアスリートとしての向上と人間的成長をするストーリーですが、作中には胸を打つシーンや名言が数多く存在します。これほどまでに多くの人の心を動かすスラムダンクから私たちは何を学ぶことが出来るのかエッセンスを紹介したいと思います。
- 目標達成への鍵は、理解と覚悟だ
- 目標に”情熱”を注ぐ
- ”今”に生きる!
- ”怒り”の感情をコントロールせよ
- 不安はどこからくるのか?
- ”感謝すること”こそ勝利と流れへの道
・目標達成への鍵は、理解と覚悟だ
チームで達成すべき目標があるとしてもメンバーそれぞれがすべき役割、責任は違います。メンバーそれぞれが目標と役割を理解し、果たすべき役割を果たす覚悟を持つことが重要になります。
25巻24ページで安西先生は山王工業戦の前夜に全国制覇という目標の為には”断固たる決意が必要なんだ”と確かめています。
・”今”に生きる!
ポジティブなセルフイメージを持つことが競技において良い結果を残す事に繋がるのはよく知られていると思います。では、どうすればセルフイメージを大きく保つ事が出来るのでしょうか?それは常に”今に生きる”という意識を持つことです。過去の後悔や未来の不安を気にするのではなく、いつも”今”するべきことをするという心の習慣を築き上げることが勝利に繋がるのです。
31巻20~21ページで試合中に背中を痛めた桜木は”今”こそが全てと言ってコートに戻ります。この一瞬、一瞬の積み重ねがあなたの望む結果につながるのです。
・目標に”情熱”を注ぐ
情熱が伴わない目標は実現しません。では情熱を持つ為には何が必要なのか?それは、行動によって最終的に何が得られるのか、その結果目標達成によって何が手に入るのかを具体的にイメージ出来ることが必要になります。
24巻155ページ、インターハイ一回戦目の豊玉工業。試合終盤の彼らを支えていたのは”勝ったら楽しい”という勝利によって得られる精神的な満足でした。
・”怒り”の感情をコントロールせよ
セルフイメージを縮小させる悪い心の習慣は”怒り”です。怒りというのは、コントロールが出来るものなのです。”怒り”の感情は理性が生み出しているのです。
”怒り”の感情がコントロール出来ない人は「自分が正しく、そうでないものは間違っている」という理性が強く働く人です。”怒り”の感情をコントロールする為には、〇か×では無く△か□であると理解することが大切です。つまり、wrongではなくdifferentと認識するのです。”怒り”は理性が作る感情なのでコントロールが可能です。
・不安はどこからくるのか?
不安のほとんどは想像からきます。
4巻144~145ページ、陵南高校との練習試合で初めて試合に出る花道は緊張してしまいます。流川に蹴りを一発食らわされて正気に戻ります。普段のライバル心が甦り、未来の不安を忘れ、今に集中出来たのです。
不安や緊張は誰にでもありますが、これらをコントロール出来る心の術を普段から養うことが常にベストノパフォーマンスをする為に必要なのです。
・”感謝すること”こそ勝利と流れへの道
なぜ挨拶や感謝のありがとうが必要なのか。セルフイメージには鏡のような特徴があり、自分に返ってくるのです。プラスな事を与えればプラスに返り、マイナスな事を与えればマイナスに返ります。プラスな事が自分に返るのであれば、まず自分がしてほしいことを周囲にすればよいのです。お世辞やゴマをするのではありません。
挨拶をされた方は嬉しいはずです。少なくとも嫌な気持ちにはならないでしょう。挨拶によって関係性に和を与えられるのです。感謝のありがとうもおなじです。
22巻176ページで、花道は練習に付き合ってくれた洋平達に感謝する事の必要性を晴子から教わります。この感謝という心の習慣がパフォーマンスを最大限に発揮する重要な心の持ちようなのです。