やる気は強制で生まれるものではない。自らよい仕事をしようと思うようにさせなさい。
やる気を起こさせる
・人が何かをやり遂げようという気を起こすのは、自分がこの組織の重要な一員であると感じる場合だけである
・人びとを仲間に入れよう
・人間を人間として処遇すること
・仕事がうまくいったときには、それを認めてあげる
著者のデール・カーネギー氏は「この世の中で何かをしてもらうには、ただ一つの方法しかない」「それは人に自らそうしたいと思わせることだ。他には方法はないということを覚えておこう」と言っている。「脅して協力させることも出来るだろう。しかしこのようなひどいやり方は、好ましからざる反応を生み出すだけだ」
人びとを認め、仲間に入れることだ。彼らを力づけ、鍛え、意見を聞く。賞賛し、ものごとについて決定させる。彼らと手柄を分かち合おう。かれれの助言を求め、できればそれに従う。彼らが自分にとって、ほんとうに重要な人びとであることを知らしめよう。危険を冒すのを激励しよう。彼らが自分たちが適当と思うやり方で働くようにさせ、彼らの能力への信頼感を、彼らにまかせることで表明しよう。つまりこちらが信頼し、尊敬し、気にしていることを示すのである。そうすれば、やる気のある連中が集まってくる。
あなたは、あなた流のやり方でやればいい。まず、やってみることだ。自分の人生に関わっている人たちに敬意を払っていること、あなたが彼らの仕事に感謝していること、彼らがあなたにとって大切な人たちで彼らが学び育ち、自分の可能性を発揮してほしいと願っていることを、しってもらうようにするのだ。
やる気と呼ばれているのは、そういうものなのである。