よい聴き手ほど説得力のある人はいない
学ぶために聴く
1.すべてを知っている人は誰もいない。他の人たちの言うことに耳を傾けることは、学ぶための唯一最善の方法である
2.人間というものはどこでも、自分の言い分を聴いてもらいたいのだ。またほとんどの場合、自分の言うことを聴いてくれる人には前向きに答えてくれるものだ
他人の話に耳を傾けるのは、それが学ぶ方法の1つであること、また人は自分の言うことに耳を傾けてくれる人ひ前向きに応ずるからである。
従業員や顧客、そして友人や家族の語ることに、耳を傾けるということだ。たとえ、それが辛辣きわまりない酷評家の言うことであったとしても。それは必ずしも他人の意見の言うがままになるということではなく、彼らのことばを最後までよく聴き抜くということである。
聴くということは、わたしたちの持っている他人への敬意の表し方として、最もよい方法の一つである。それは、その人を重要人物と見なしていることの指標である。それは「あなたのお考えや行動、それに信念が、私にとって大切なのです。」ということを、相手に伝える方法なのである。
「人を動かす秘訣は、よい話し手になるよりも、良い聴き手になることである」とデール・カーネギー氏は書いた「ほどんどの人は、他人を自分の考え方に合わせようとして、自分自身のことを多くしゃべりすぎる。他の人たちに彼ら自身のことを語らせよ。彼らは自分の仕事や問題点について、あなたよりもよく知っている。だから彼らに尋ねるがいい。すこししゃべらせてやれ」