日銀の政策金利値上げ
7月31日、日銀の植田総裁が日本の政策金利を0.1%から0.25%に引き上げました。その後、様々な思惑が重なり、8月5日の日経平均株価は大幅に下がり前日比-4,451.28(-12.40%)の31,458.42円
・1987年10月のブラックマンデーを超える過去最大の下げ幅
だとか不安を煽る記事が散見されます。
確かに下げ幅で言えば過去最大、下げ率で言ってもブラックマンデーに次ぐ2番目の下げであったようです。
主に米国を取り巻く環境としては、2020年の新型コロナ流行により停滞した経済を刺激するため、利下げした結果市場に資金が増えました。これを適正なインフレ率に調整する為、FRBは利上げをしてきました。2024年現在、インフレ率も収まり始め様々な指数を見ながら利下げに転じた頃合いでした。
状況
かく言う私はどんな状況であったかと言うと30%程度の株式資産が減りました。直近の好調な相場に乗って、信用取引をしていたのも下げ幅が拡大した要因でした。慣れないことは、するものでは無いなと反省です。
自身の心理的な状況を見るとこれにより私はとても不安な気持ちになったので、株式資産の比率が高かったのでしょう。3月頃から積み立てているNISAの積立枠と7月頃に一括投資した成長投資枠はそのままホールドとし、信用取引及び特定口座として購入していた投資信託を少し売却して、株式比率を下げて現金比率を上げました。
投資の原則「長期・積み立て・分散」
故山崎元さんも仰っていますが、投資の原則は、長期・積み立て・分散です。
これからについて考えているのは、引き続き、つみたて投資枠の投資信託はこれからも買い続けます。今年分の成長投資枠は、このままホールドです。来年以降の成長投資枠の買い付けタイミングは様子を見て対応したいと思います。
アノマリー
一般に夏のアノマリーとしては夏枯れ相場、と言って上値が重くなるケースが多いと言われていたり、11月の米国大統領選挙により上昇か、下落か方向性が決まると思いますが、選挙前には株価が上がるケースが多いようです。
といった後に控えるイベントや日本、米国の経済状態を織り込んで株価は推移しますから、皆さんそれぞれ状況を判断して市場に参加して下さい。
まとめ
投資のリスク許容度は人それぞれ、一概にホールドすべきとか損切りすべきといった事は言えないはずです。どういった時間軸で今を捉えるかに寄りますので、皆さんも自身の状況を冷静に見直して投資と向き合いましょう。
繰り返しますが、私は株式の投資比率が少し高くなっていた事を認め少し売却しましたが、依然として市場に残り続けていますし、これからも余剰資金が出来れば追加で資金を投入していくでしょう。